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2018年10月10日剪定は本当に名人芸の世界なのか?

さっそくですが、皆さんに質問です。

 『 春に剪定した枝を水の入った花瓶に挿しておくと、どうなるでしょうか?』

この質問を、数人の農家の方々にしたところ、

 ・根が生えてくる
 ・芽が出てくる
 ・花が咲く

など、色々な答えが返ってきました。

この質問を敢えてしたことには理由があります。
果樹栽培を考えていくうえでの大きなヒントがあるのです。

この質問をした農家の方々に、さらにこういった質問をしました。

『根のない剪定した枝に花が咲くのは何故ですか?』

この質問に関しては、皆さん口をそろえて、

『え~、当たり前で考えたことがなかった』 という答えがほとんどでした。

剪定した枝は、花瓶に挿しておくと
そのうち芽が出て花が咲き、しっかりした葉が出てきます。

これは、枝には花や葉を大きくする養分が蓄えられている!ということです。
もう少し詳しく言うと、枝には生長を支えるすべての養分があるのです。
アミノ酸、タンパク質、炭水化物、ミネラルなどなど。

実際に、枝が充実していればいるほど、芽は大きく揃い、
その後に出てくる葉も大きく揃うようになります。

すなわち、枝を充実させることが
果樹栽培において、品質の良い果実を沢山取る為の基本となるということになります。

さて、では如何に枝を充実させるか!ということですが、
礼肥をきちんとすることが一つなのですが、
礼肥を上げると糖度が上がりにくいといって、控える傾向もあるようです。

ただ、これだと終了が安定せず、表年と裏年の差が年々はっきりとし、
典型的な隔年結果になりがちです。

普通に栽培をしていると、下記の二者択一になりがちです。

 ①樹勢をとって隔年結果を回避する
 ②美味しさをとって隔年結果を甘受する

これをしのぐために、「剪定」という技術が取られるわけですが、
実際には、かなりの技術と知識が必要なので、限界があるのが実状です。

ただこの剪定の技術で素晴らしい結果が出ていることもあって、
剪定技術=名人の技術、といった定説が出来てしまっています。

では、最初の剪定した枝の話を思い出してください。

『枝』はある意味、貯蔵養分の貯蔵庫です。
この『枝』に貯蔵養分がしっかりと十分に溜まっていれば、新梢も同じように伸びだします。
葉の大きさも揃い、元葉にも光が当たるので、枝元から充実した花芽がつきます。

こうなると、どの枝を残すかで悩むこともなくなり、
混んで陰になる枝を落とす程度の剪定で済むのです。

さぁ、課題ポイントをまとめてみます。

 ①養分の貯蔵庫である「枝」を充実させること
 ②施肥の制約をどう解決するか
 ③堆肥を入れて土を軟らかくして根の張る空間を大きくすること。

そして、この課題の解決方法として下記のように考えられます。

 ①-1 春には根に肥料が届くように元肥を施す
     ※落葉直後か休眠以降でないと、冬は想像以上に土が乾き、早めにしないと春に根が届かない
     ※春肥では、新梢の枝止まりが遅れ、枝も中々硬くならず、花芽の分化も遅れる。 枝の貯蔵栄養の蓄積も少なくなる

 ①-2 花肥は徒長枝肥
     ※花の咲く時期での施肥は、肥効がズレて徒長枝ばかり伸びがち。
     ※元肥と同じで隔年結果を招く 当然、枝の貯蔵栄養の蓄積も期待できない

 ②-1 ミカンなどの常緑樹も同じ理由ですが、花芽分化の時期が10月上旬~12月上旬で収穫時期と重なります。
     その為、礼肥は9月中旬~10月中旬にかけて行い、加えて美味しさも両立するために、アミノ酸肥料を施肥することで、
     充実した花芽と枝が確保できるのです。
     ※化成のチッソを施肥すると糖度があがらなくなる➡落葉樹と同じ 

 ②-2 可能であれば、タンパク質などの有機物を、アミノ酸などの水溶性のチッソ化合物にまで分解を進めたものが
     望ましい。味噌や醤油の香りがするくらいまで発酵を進めた発酵型と、魚汁などから抽出した抽出型の2通りがあります。
     ※炭水化物をもったチッソ肥料であれば、「樹勢」と「味」の両立、隔年結果の回避も可能になります。
      さらに、天気や目標とする味にあわせて、異なるC/N比のものを使い分けることもできます。

 ③-1 果樹園は土を耕せません。ですから土壌団粒をつくるチカラが強い堆肥が必要になります。
     これには、水溶性炭水化物の多い堆肥が一番。 これを元肥の時に毎年、施用することです(雪前肥)
     ※春までに土深く染み込み、地温が高い時期に微生物が分解を進め、団粒を作り、軟らかい土を維持し、
      根が広く深く張るようになります。

 補足  すべてにおいてミネラル優先。(石灰や苦土)➡ 『ミネラル優先、チッソ後追い』

     石灰は表皮を作る為の材料。苦土は葉緑素の中心物質。ミネラルは繊維を作る。
     繊維が十分に造られる前にアミノ酸(細胞を作る)を与えると、病気や害虫がつきやすい

如何でしょうか?
まとめると、行きつくところは『土作り』が基盤になります。
途中でも記載しましたが、果樹は土を耕すことができないので、いかに団粒化させるかということが、
大きなポイントになります。

その上での施肥設計次第で、剪定=名人芸 ということに振り回されず、
健康で収量と高い品質の果実を栽培することは、十二分に可能なのです。

そういった意味では、土の基礎を創り上げる
濃縮液体腐植であるAPEX-10 エーペックステンがどれだけ有用性の高いものであるか、
よくお分かり頂けたかと思います。

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【発行者】 APEX-10 販売促進事業部

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